1.基本の育成画面を作る
育成ゲームには欠かせない「育成画面」あるいは「基本画面」。実際、何という表現が正しいのかはわかりませんが、「ウマ娘」でいえば、トレーニングとか、お休みとか書いてあるあれです。それを作ってみます。
戻ってくる場所を作る
まずは、新規でファイルを作ります。名前は、「main.ks」でも、「ikusei.ks」でも、自分でわかりやすいものを任意で。
「.ksファイル」の作成方法については、下記の記事で。
このファイルが、ゲームの基本になります。
そのファイルに、育成画面の始まりを示すラベルを記入します(ラベルについては、公式のチュートリアルを参照)。
これも名前は任意。「*育成画面」とか、「*メイン操作」とか。
場所は、2行目以降で。これは、後々、エンディング処理などを再現するためです。まあ、今は1行目に書いても問題はないです。
育成画面・ボタンを作る
プレイヤーが操作する育成画面を作ります。
特に、デザインにこだわりがない場合は、テキストボタンを使います。
こんな感じで記述します。
[glink x="auto" y="" width="350" height="" size="30" text="練習" target="*練習" ]
[glink x="auto" y="" width="350" height="" size="30" text="休憩" target="*休憩" ]
[s]
「text=”○○”」には、ボタンに表示したい文字を記述します。
「target=”*○○”」には、そのボタンのリンク先(=ボタンを押して実行するプログラム)の名前を指定します。これも任意です。
「[s]」は、ゲームを停止するボタン。これがないと、勝手にゲームが進む。
ラベルではなく、ファイルを分けて実行したい場合は、下。
[glink x="auto" y="" width="350" height="" size="30" text="練習" storage="renshuu.ks" ]
「storage=”○○.ks”」には、そのボタンが実行する内容を記述するファイルの名前を。
確認してみる
基本となるファイル(「main.ks」、「ikusei.ks」などの名前で登録した)の中身は、下のようになっているはずです。
*育成画面
[glink x="auto" y="" width="350" height="" size="30" text="練習" target="*練習" ]
[glink x="auto" y="" width="350" height="" size="30" text="休憩" target="*休憩" ]
[s]
確認にあたり、ティラノのフォルダに最初から存在する「first.ks」を編集します(詳細はチュートリアル)。
この;タイトル画面へ移動
@jump storage="title.ks"
の部分を、
@jump storage="main.ks"
に書き換えてください。「main.ks」は、最初に作成したファイル名です。「ikusei.ks」で作成した場合は、そちらを書きます。
「ティラノスタジオ」で、「ゲーム再生」してみてください。
この画像のようになったはずです。
まだボタンを押しても何にもなりませんが、これが基本の育成画面になります。
デザインとかは、その内…。
次回は、ボタンを押して実行する育成コマンドの内容を作成します。